ところで、ホームページにもあった「鳥の子餅」について、あまりに知識が乏しかったので、改めて伺ってみました。いつでも売っている小さなお餅かしら?と思っていたら、そうではないのですね。
実は、縁起物のお餅のことで、出産祝、お宮参り、初節句、誕生祝、七五三、入学祝、卒業祝、成人祝、就職祝、結婚祝、新築祝、還暦祝、喜寿祝、米寿祝、卒寿祝、白寿祝といろいろな祝事に使うお餅なのです。鶴の卵の形をしていて、”鶴は千年、亀は万年”と言うようにお祝い事は末永く続くようにと願いが込められているそうです。
人の一生には、通過儀礼的な節目となる行事が多々存在します。たとえばお正月の過ごし方を考えるとしみじみ感じるのですが、ちょっと昔ならハレの日は特別なものだったのに、今は普通すぎてありがたみまで薄れているような気がします。実は「節目」は生活のはりとして、本当は意識して心がけた方がいいのかもしれないとさえ思います。
和菓子の存在は、こういった行事に密接に関係している部分が多く、そのため、清月さんのもとへもしばしば若い奥さんなどがどうすればよいかを相談に来店されるそうです。
そういえば少子化の影響もあるのか、とりわけ出産やこどもに関係のある行事というのは、最近はけっこう積極的に行われているように思いませんか? 七五三やお宮まいりなどという話を親戚や友人からよく耳にします。
関心を持っている人はけっこう多いけど、どうしていいかわからない、そんなとき、和菓子屋さんは実は頼りになる存在なんですね。都会で合理的な生活を強いられる中、季節を感じ、日本人の風習を時々思い出す意味でも、ご近所で一軒、和菓子屋さんとのつきあいは持っておいた方がお得ですよ!