「心地よく物が見え、掛けやすいこと」がメガネでもっとも重要なことだという「マイスターメガネ」さん。メガネを作るときは、まずお客さんとじっくり話をするそうです。
目の見え方はもちろん、日常の様子や、趣味といった、一見メガネとは関係ない話もします。それは、日常生活の行動によって、合うメガネが違ってくるからです。
たとえば、新聞や本の読み方ひとつを取っても、机の上に置いて読む方と手に持って読む方とでは目線や距離が違います。仕事でよく車を運転する、趣味でカラオケや麻雀を楽しむ、など人によって目の使い方はさまざま。その人が良く使う状況にあわせて選ぶのが肝心なのです。
また、話を聞いていると、視力の低下の原因が目の病気だと判ることもあるそうです。そんなときは、提携している眼科医に紹介して治療を勧めます。
視力の測定の時は、両眼視検査も行い、両目を使ってものを見たとき、像がぶれていないか、きちんと立体的に見えているかなどを調べます。両眼視検査はやらない店もありますが、快適に見えるメガネを作るには必要な検査なのです。
お客さんの状態を把握し、要望を聞き、わからないところはアドバイスをする。そうしたやり取りを経て、本当にその人に合ったメガネができるのです。
自分に合わないメガネは視力の低下を早めたり、体調に悪影響が出ることもあります。ちょっと時間がかかっても、きちんと作ることをおすすめします。 |