西武新宿線柳沢駅の南口を降りて、ロータリーそばに見える交番の向かい側に今回紹介するお店「一丸」はあります。読み方は、「いちがん」ではなく「かずまる」ですのでご注意を。
木を多用し、なんとなく日本蕎麦屋を感じさせる入口横の看板には、メニューとともに「からだにやさしい中華そば」という一文が載っています。
さらに入口には、木を切り出したものに営業時間が書かれたものがかけてありますが、これはあの千葉にあるディズニーランドの内装を手がけたこともある人が作られたそうです。
一丸では、ラーメンを作る上で化学調味料や保存料を使わない、ラーメン好きの間でよく言われる「無化調(むかちょう)」というスタイルのお店です。なお、一丸ではラーメンの表記が「中華そば」となっていますので、今回の記事内でも中華そば、で記します。
この日はお昼の終わり、午後3時の少し前にお店に入ったのですが、まだまだ店内はお客さんが多く、皆美味しそうに中華そばを食べています。
店内はすこし暗めの照明ですが、各席の上に据えつけられたライトが中華そばを直接照らして陰影を際立たせています。そこに一枚板のカウンターと本物の土壁といった、ちょっとシックな感じがして、女性も入りやすいつくりになっています。
実際にお客さんの内4割近くは女性が占めているそうです。家族やカップルはもちろんのこと、若い女性が1人で来てさっと食べていく、ということもあるそうで、幅広い客層に親しまれていることが分ります。
メニューはシンプルに中華そばとつけそばの二種類。そこに味玉(ゆでた後、味を染み込ませたゆで卵)、チャーシュー(一丸ではちゃあしゅうと書いています。)をトッピングするか否か、それと中華そばだけでは物足りない人にライス、ちゃあしゅうの入った炊き込みご飯、そしてビールになります。また、季節によっては冷やし中華そばなどの限定メニューも用意されていますので、その時どきのお楽しみにもなっています。
メニューをほぼ中華そば一本に絞ったことについて、一丸ご主人の宮澤さんは「単品に絞ることで、できること、やれることに魂をこめてできるから」とおっしゃっていました。
「一丸」という名前をつけた理由は、お店のスタッフ皆が一丸になってがんばっていく、ということと、「丸」という響きからかんじる角の取れた感じ、調和した感じが目指す中華そばにあっていたから、とのことでした。